コーポレートサイトを新設・見直しする際は、「会社案内を掲載する場所」と捉えるだけでは、必要な範囲や優先順位を決めにくくなります。BtoB企業では、顧客や取引先、求職者が企業の信頼性、対応領域、相談先としての妥当性を確認する接点になるためです。
この記事では、コーポレートサイトの役割から、サイト群の使い分け、初回公開するページ、制作体制、見積比較、公開後の改善までを順に解説します。読み終える頃には、現状維持・改修・部分刷新・全面刷新のどれに近いかを一次判断できるようになります。

コーポレートサイトは、企業理解と信頼形成を支えながら、構成・制作・運用を一連の判断として整えることが重要です。
01Sectionコーポレートサイトとは?役割をまず整理する
コーポレートサイトとは、企業の公式情報を集約し、企業理解や信頼形成を支えるWebサイトです。会社情報だけでなく、事業・サービスの概要、問い合わせ先、採用情報、ニュースなどを通じて、顧客、取引先、求職者、協業先、報道関係者などに必要な情報を届けます。
BtoBでは、担当者が問い合わせ前に「どのような企業か」「自社の課題に関係する事業を持つか」「相談先として信頼できるか」を確認することが少なくありません。そのため、商材の説明だけでなく、企業としての背景、対応領域、連絡方法を分かりやすくつなぐ役割があります。
用語の整理
コーポレートサイト
企業全体の公式情報を扱い、企業理解、信頼形成、事業理解、問い合わせ、採用、広報を支えるサイトです。
ホームページ
Webサイト全体、またはそのトップページを広く指す慣用表現です。コーポレートサイトと厳密に対立する分類ではありません。
成果指標(KPI)
サイトの目的が達成されているかを確認する数値です。問い合わせ数だけでなく、重要ページへの到達やCTAのクリックなども目的に応じて設定します。
企業理解から問い合わせまでを支える基盤
コーポレートサイトで担う役割は、主に次の5つです。
- 企業の理念、会社概要、体制などを示し、信頼を形成する
- 事業・サービスの全体像を示し、詳細情報へ案内する
- 問い合わせ、資料請求、商談予約などの窓口を整える
- 採用、広報、協業先向けの公式情報を提供する
- ニュースや実績など、更新が必要な情報を継続して発信する
サービスサイトや採用サイトを同一ドメイン内のページ群として持つケースもあります。名称よりも、「誰に、何を理解してもらい、次に何をしてほしいか」で各ページの役割を分けることが重要です。
サイトだけでは解決しにくい課題もある
サイトの情報や導線を整えることで、企業・事業への理解を支援できます。一方、商材そのものの競争力、営業の初回対応、価格方針、採用選考時の体験といった課題は、サイト改修だけで解決するものではありません。
見直しの目的を決める際は、「サイトで伝える情報や行動導線の問題」と「営業・商品・組織運営で取り組む問題」を分けて考えると、投資範囲を過度に広げずに済みます。
02Section自社はどこまで見直すべきか:刷新方針の決め方

見直し規模はデザインの印象だけで決めず、情報、導線、更新体制、事業構造、技術基盤の課題から切り分けます。
最初に確認したいのは、課題が情報の正確性、導線、更新体制、事業構造、技術基盤のどこにあるかです。デザインの印象だけでなく、ページの更新履歴、フォームの送受信、主要な閲覧導線、現場で繰り返される質問も確認すると、対応範囲を切り分けやすくなります。
| 判断結果 | 主な兆候 | 初回範囲 | 主な関係者 | 判断上の注意 |
|---|---|---|---|---|
| 現状維持+運用改善 | 情報は正確で、導線・更新・表示に大きな問題がない | 更新ルール、計測、軽微な改善 | 広報・マーケティング・更新担当 | デザインの印象だけで刷新を決めない |
| 小規模改修 | フォーム不備、モバイル操作性、リンク切れ、更新切れ、限定ページの情報不足がある | 対象ページ、フォーム、計測の修正 | 担当部門、情報システム、フォーム一次対応者 | 基盤や情報構造の制約で同じ問題が続く場合は部分刷新を検討する |
| 部分刷新 | 優先事業・対象者・主要導線が変わり、主要ページの構成が合わない | トップ、事業・サービス、事例、主要CTAなど | PJ責任者、事業責任者、営業、広報 | 既存ページを残す・統合する・削除するに分けて棚卸しする |
| 全面刷新 | ブランド、事業構造、CMS、複数サイト統制、移行、連携、品質要件を同時に見直す必要がある | 全体情報設計、CMS、移行、運用設計を含む | 経営、各事業部、法務、情報システム、運用担当 | 初回公開範囲を絞り、移行・連携・承認を別管理する |
ポイント
デザインが古いという印象だけで全面刷新を選ばず、情報・導線・更新体制・事業構造のどこに課題があるかを先に切り分けます。
判断後に社内で固定したい5項目
対応規模を一次判断したら、次の項目を社内でそろえます。ここが曖昧なまま制作に進むと、ページ数や要望が途中で増え、見積や公開予定の比較が難しくなります。
- 優先目的:商談創出、信頼形成、採用、広報などの優先順位
- 主な対象者:顧客、既存取引先、求職者、投資家など
- 初回公開範囲:公開時に必ず必要なページと後から追加するページ
- 更新責任者:情報の正確性を確認し、更新を依頼・承認する担当
- 見積依頼条件:対象ページ、素材、連携、品質確認、公開希望日
個社の判断には、現行ページ、更新履歴、フォーム、外部連携、アクセス状況、社内体制の棚卸しが必要です。この段階では、まず「どの規模から検討を始めるか」を決めれば十分です。
03Section他のサイト種別との違いと、統合・分離の判断
コーポレートサイト以外にも、目的別のサイトやページがあります。特に「ホームページ」は広い意味で使われることが多いため、名称ではなく目的・対象者・成果指標で整理すると混乱を減らせます。
LPは、広告やキャンペーンからの申込みなど、特定の行動に絞って案内するページです。ECサイトは商品購入を支えるサイトであり、在庫、決済、配送などの情報を扱います。
| 種別 | 目的 | 対象者 | 主なコンテンツ | 主な成果指標 |
|---|---|---|---|---|
| コーポレートサイト | 企業理解・信頼形成・公式情報発信 | 顧客、取引先、求職者など | 会社情報、事業概要、ニュース、方針、問い合わせ | 問い合わせ、重要ページ到達、採用応募 |
| サービスサイト | 特定商材の理解と商談化 | 導入検討者、利用部門、決裁者 | 課題、提供価値、機能、事例、FAQ | 資料請求、商談予約 |
| 採用サイト | 候補者理解と応募促進 | 求職者 | 職種、働き方、選考、応募 | 応募、説明会申込 |
| オウンドメディア | 課題理解・情報収集支援 | 潜在層、比較検討層 | 解説記事、調査、ノウハウ | 自然検索流入、回遊、資料請求 |
| LP | 特定施策の申込促進 | 広告・キャンペーン流入者 | 訴求、根拠、申込導線 | 完了率、獲得単価 |
| ECサイト | 商品購入 | 購入者 | 商品、在庫、決済、配送 | 購入数、売上 |
統合・分離は4つの順で判断する
サイト数を増やすほど、更新、導線、情報整合の管理対象も増えます。サービス情報や採用情報を別サイトにするかは、次の順番で検討します。
サイトを統合・分離する判断順
- Step01
対象者と主要目的を確認する
対象者と主要目的が同じなら、同一サイト内でページ群を分ける案を優先します。異なる場合は次の条件を確認します。
- Step02
訴求と導入プロセスを確認する
商材ごとに訴求、導入プロセス、広告運用が大きく異なるなら、独立サイトまたは明確に分けた配下構造を検討します。
- Step03
更新頻度を確認する
更新の量や速さが企業情報と大きく異なる場合は、担当者・承認経路を分けても情報を保てるかを確認します。
- Step04
維持責任体制を確認する
複数サイトの更新責任者、予算、情報整合の確認手順がない場合は、統合またはサイト数を増やさない設計を優先します。
分離する場合は、企業名・サービス名、問い合わせ先、プライバシー関連情報、相互リンク、更新責任を整合させます。利用者が重要な情報を探しやすい階層やリンク、重複・古い情報の整理は、サイト設計の基本的な確認観点です。Google Search CentralのSEOスターターガイドも、論理的な構造と重要ページへのリンクを案内しています。これは検索順位や検索結果での表示を保証するものではありません。
04Section初回公開で整える構成と、後から追加する情報

初回公開では企業理解・事業理解・問い合わせを成立させ、素材や運用体制が整う情報を段階的に追加します。
初回公開では、情報量を増やすことよりも、企業理解・事業理解・問い合わせが成立する状態を優先します。素材の準備や更新責任が未確定なページまで一度に公開しようとすると、内容の正確性や公開時期に影響しやすくなります。
初回公開で整える5つの候補
初回公開の候補は、トップ、会社情報、事業・サービス概要、問い合わせ、プライバシー関連ページです。初回公開では、企業理解・事業理解・問い合わせが成立する構成を優先します。トップでは企業が何をしているかを示し、会社情報では信頼に関する疑問に答え、事業・サービス概要では相談対象になる領域を示します。問い合わせページでは、相談方法と受付後の流れを分かるようにします。
CTAは、資料請求・問い合わせ・商談予約など、閲覧者の次の行動を促すボタンやリンクです。会社情報から事業・サービスへ、事業詳細から相談や資料請求へと、閲覧段階に合うCTAを置くと、情報と行動をつなげやすくなります。
段階追加・条件付きで検討する情報
事例・実績、FAQ、ニュース、資料ダウンロード、詳細なサービスページは、商談創出や比較検討への優先度、素材の準備状況に応じて段階追加できます。採用、IR、多言語、EC、会員機能は、企業方針や事業モデルに応じて検討する条件付きの候補です。
IRは、投資家向けに財務・経営情報を提供する活動・ページ群を指します。上場企業等がIRを扱う場合は、ページ設置だけで必要な開示対応が完了するわけではありません。市場区分、開示制度、社内の開示責任体制に応じて、担当部署と公式情報を確認します。
Cookieはブラウザに保存される情報で、アクセス解析や表示の最適化などに使われる場合があります。利用するツール、取得・送信する情報、他の情報との結合、提供先によって確認事項は変わります。
条件付きの情報は、確認先も含めて決める
IR、多言語、個人情報、Cookie、アクセシビリティ、セキュリティは、企業属性、実装、契約、取引先要件によって必要な確認が変わります。IRは開示責任部署、個人情報とCookieは法務・個人情報担当、アクセシビリティとセキュリティは情報システム担当などと確認し、必要に応じて公式情報や専門家の助言を参照します。
ページ優先度は役割と責任者で決める
ページ候補ごとに、次の5項目を決めると、公開範囲と運用負荷を同時に判断できます。
ページ優先度を決める5つの記入項目
対象者
そのページを主に読む人を定めます。顧客、取引先、求職者などを混在させすぎないことが重要です。
解消する疑問
企業は何をしているのか、対応領域は何か、どう相談できるかなど、ページで答える疑問を一つに絞ります。
次の行動(CTA)
閲覧後に進んでほしいページ、資料請求、問い合わせ、商談予約などを設定します。
素材責任者
原稿、写真、実績、数値などの正確性を確認し、提出期限を管理する担当を決めます。
更新責任者
公開後の更新要否を判断し、内容の古さや誤りを防ぐ担当を決めます。
BtoBでの訴求順や、検討段階に合わせた情報設計を深掘りしたい場合は、BtoBサイト制作のポイントも参考にしてください。
05Sectionデザインは何で評価するか:信頼と使いやすさの基準
コーポレートサイトのデザインは、好みや流行だけで評価すると、情報の伝わりやすさや操作性が後回しになりがちです。誰に何を伝え、どの行動につなげるかを前提に、複数の観点でレビューします。
デザインレビューで確認する5つの観点
デザインレビューの確認項目
- ✓
ブランド適合性
企業のメッセージ、写真・図版、色、書体、余白が、目指す印象と事業内容に整合しているかを確認します。
- ✓
情報の見つけやすさ
トップ画面と主要見出しから、企業・事業・対象者が分かり、重要ページへ移動できるかを確認します。
- ✓
可読性・モバイル利用
見出し、本文、表、画像内の文字がPCとスマートフォンで読み取れ、画面幅が小さくてもCTAへ到達できるかを確認します。
- ✓
操作の一貫性・アクセシビリティ
リンク、ボタン、メニュー、フォームの操作を統一し、色だけに依存しない表現、見出し構造、代替テキスト、キーボード操作、入力支援を確認します。
- ✓
表示品質
画像、リンク、画面表示、フォームなどが、想定する利用環境で適切に動くかを確認します。
アクセシビリティは公開直前だけの確認ではなく、調達、設計、実装、検証、更新にまたがる課題です。デジタル庁のウェブアクセシビリティ導入ガイドブックやWCAG 2.2は、見出し、代替テキスト、キーボード操作、フォームなどを確認する際の参照先になります。必要な対象範囲や確認水準は、利用者、契約、取引先要件に応じて定めます。
参考サイトは模倣ではなく観察材料にする
参考サイトを見る際は、「雰囲気がよい」だけで判断せず、誰に何をどの順番で伝え、どのCTAへ誘導しているかを観察します。採用したい構成・情報表現・導線と、採用しない理由を記録すると、制作依頼やレビューで意図を共有しやすくなります。
独自性を優先して、メニュー、リンク、ボタンの意味が分かりにくくなると、閲覧者の操作負担が増えます。企業らしさと、一般的に期待される操作の分かりやすさを両立させることが大切です。
06Section制作を進める8工程と、社内で決めるべき役割

制作は画面づくりだけで完結せず、目的、情報、承認、テスト、公開後の運用までを連続した工程として管理します。
コーポレートサイトの作り方としては、画面デザインから始めるのではなく、目的、対象者、情報、承認、運用を順番に固めます。扱う情報や外部連携によっては、事業部、広報、営業、法務、情報システム、採用など、複数部門の確認が必要になります。
CMSとは、担当者がコードを直接編集せずに、ニュースやページを更新するための仕組みです。選定・設定時には、更新担当、権限、承認、バックアップ、更新履歴を運用できる形にする必要があります。
| 工程 | 概要 |
|---|---|
| 1. 目的整理 | 優先目的、対象者、主KPI、予算上限、公開希望日を文書化する |
| 2. 現状把握 | 残す・統合・削除するページと現状課題を棚卸しする |
| 3. 要件定義 | CMS、連携、品質要件を固め、見積比較できる条件をそろえる |
| 4. 情報設計 | サイトマップ、ページ役割、CTA、移行方針を決める |
| 5. コンテンツ準備 | 原稿・写真・事例・翻訳の担当と提出期限を管理する |
| 6. デザイン・開発 | 表現、実装、CMS権限、計測を要件に沿って整える |
| 7. 公開前テスト | 表示、リンク、フォーム、権限、計測、セキュリティを確認する |
| 8. 公開後運用 | 更新、問い合わせ対応、レビュー頻度、改善担当を決める |
原稿・写真・実績の収集、複数部門の承認、移行対象の確定、外部連携の試験、フォーム対応体制は遅延しやすい論点です。各工程の成果物、承認責任者、完了条件を含む詳細な進行管理は、Webサイト制作の進め方を参照してください。
フォームを公開前に確認する項目
フォームは画面が表示されるだけでは不十分です。利用目的、通知、一次対応、保存・連携、計測までを含めて運用できる状態を確認します。
フォームは情報取得から一次対応までを一体で確認する
取得する個人情報、保存先、外部ツール連携、委託先、Cookieや解析の実装によって確認事項は変わります。利用目的、取得時の表示、保管・委託などは、実際の運用と照合し、社内担当者または必要に応じて専門家へ確認します。
フォーム公開前の運用確認
- ✓
取得項目を問い合わせ対応に必要な範囲へ絞る
項目を増やす場合は、対応上の必要性と扱い方を確認します。
- ✓
利用目的と関連ポリシーへの導線を確認する
個人情報保護委員会のガイドラインを参照し、取得情報と実際の運用に照らして確認します。
- ✓
入力から完了画面までをテストする
必須・任意、入力形式、エラー表示、PC・スマートフォンでの送信成功・失敗時の挙動を確認します。
- ✓
通知先と一次対応体制を確認する
控えメール、不在時の代替担当、個人情報を含む通知内容を決めます。
- ✓
完了行動の計測を確認する
完了画面表示または送信成功を、計測する重要行動として定義します。
セキュリティも公開前の一度きりではなく、権限、更新、公開不要ファイル、バックアップなどを運用に含めて確認します。IPA「安全なウェブサイトの作り方」は、設計・開発・運用を通じた確認の参考になります。特定の対策だけで安全性を保証できるものではありません。
07Section見積もりは金額ではなく、作業範囲をそろえて比べる
費用や公開までに必要な期間は、ページ数だけでは比べられません。企画、情報設計、原稿・取材・撮影、移行、CMS、フォームや外部連携、品質確認、社内承認、公開後の支援まで、どこを含めるかで変わります。
総額だけでは見積もりを比較しない
素材、移行、連携、品質確認、保守、承認工程が未確定な見積もりは、同じ条件で比較できません。金額差ではなく、対象範囲、除外範囲、責任分担、追加費用になり得る条件をそろえて確認します。
改修規模で変わる作業範囲
小規模改修は、既存の情報構造やCMSを原則維持し、限定ページ、導線、フォーム、表示品質、計測設定などを修正する範囲です。部分刷新では、優先事業・対象者・主要導線を見直し、トップや主要ページ群を再設計します。全面刷新では、ブランド、情報構造、CMS、移行、複数サイト統制、外部連携、品質・運用要件を一体で扱います。
初期制作に含める作業と、公開後の保守・更新・改善支援は分けて確認します。また、発注側が用意する原稿・写真・事例・承認と、委託先が担う企画・制作・実装・試験も分けることで、比較可能な条件になります。
見積依頼時に固定する比較条件
見積比較でそろえる観点は、次の5点に要約できます。
- 対象ページ・移行:新設・改修・移行の別、対象ページ、旧URLの扱い
- 企画・情報設計:現状調査、サイトマップ、導線設計、修正回数
- コンテンツ:原稿・取材・撮影・翻訳の担当と提出期限
- 実装・連携:CMS、フォーム、CRM・MA・解析などの要否と権限設計
- 品質確認・納品・運用・スケジュール:テスト範囲、納品物、保守、工程別日程
依頼条件のそろえ方や項目別の確認手順は、ホームページ制作の見積もりの取り方で詳しく解説しています。
公開希望日は、画面制作の完了日ではなく、素材確定、移行、連携試験、公開前テスト、公開判定、公開後の初動確認までを含む工程として確認します。未解決事項が残る場合は、初回公開から除外する範囲と判断者を事前に決めます。
要件を整理した後、または見積を取得した後に費用の考え方を詳しく確認したい場合は、Webサイト制作費用の考え方を参照してください。
08Section公開後は目的別KPIで確認し、改善を続ける
公開は終点ではなく、情報を更新し、利用者の行動と現場の声を確認する出発点です。コンバージョンとは、問い合わせ送信、資料請求完了、商談予約など、事業上重要と定義した完了行動を指します。
KPIは閲覧数だけで決めず、サイトの優先目的と結び付けます。目標値は一律に置かず、刷新前または公開直後の実績、営業が対応できる件数、流入施策、季節性を踏まえて設定します。
目的別KPIと改善の見方
目的別KPIと改善の見方
商談創出
主KPIは問い合わせ・資料請求・商談予約の完了数です。フォーム到達、入力開始・離脱、流入元、営業の対応可否を補助指標とし、流入、サービス説明、CTA、フォーム入力負荷、初回対応の順に確認します。
サービス理解
主KPIは重要ページからの次の行動です。事例・FAQへの回遊や営業の頻出質問を確認し、訴求の明確さ、根拠情報、関連導線、CTAを改善候補にします。
信頼形成
主KPIは重要な企業情報への到達や問い合わせ内容です。指名流入の傾向、営業・採用現場での質問も確認し、会社情報、実績、体制、更新切れの情報を見直します。
採用支援
主KPIは応募・説明会申込です。募集要項の閲覧や候補者からの質問を補助指標とし、職種・条件、働き方、応募導線を確認します。
GA4のイベント設定や名称は変更される可能性があります。公開・変更時にはGoogle Analytics ヘルプ(イベントについて)で確認し、イベント名、発火条件、重複計測の防止、変更履歴を残します。
数値が伸びないときは確認順を固定する
改善は一度に多くの変更を加えるのではなく、原因を切り分けながら進めます。確認順は、計測が正しく成立しているか、対象者に届く流入があるか、重要ページで内容を理解できるか、関連ページとCTAをたどれるか、フォームと一次対応が機能しているか、の5段階です。
この確認に、営業・採用・サポートで繰り返される質問を重ねます。数値だけでは見えない情報不足や説明の分かりにくさを、次の更新候補として扱えるためです。数値確認者、改善案の決定者、実装担当、レビュー頻度を決め、変更内容と確認指標を一組で記録します。
コーポレートサイトに関するよくある質問
コーポレートサイトとホームページは同じ意味ですか?+
ホームページはWebサイト全体またはトップページを指すことがある慣用表現です。コーポレートサイトは、企業の公式情報を扱う目的別の呼び方として整理できます。
サービスサイトは必ず別サイトにすべきですか?+
必ずしも別サイトにする必要はありません。対象者、目的、訴求、導入プロセスの差に加え、複数サイトの更新責任と情報整合を維持できるかで判断します。
初回公開で導入事例や採用ページまで用意すべきですか?+
初回公開範囲は、目的、素材の準備状況、公開後の更新責任で決めます。まずは企業理解、事業理解、問い合わせが成立する構成を優先します。
制作費用と公開時期はいつ確定できますか?+
対象ページ、素材、移行、連携、品質確認、承認工程などの要件と見積条件がそろった後に確認します。総額だけでなく、作業範囲と責任分担をそろえて比較することが重要です。
コーポレートサイト制作の相談先を探す
新設・改修の範囲や要件、見積比較の進め方を整理したうえで、対応可能な制作会社を比較したい場合にご利用ください。
PartnerBase Mag 編集部
デジタル発注の比較・発注準備を専門に扱う編集チーム。
デジタル発注の比較・発注準備を専門に、依頼範囲、費用、選定基準を実務で使える粒度に整理しています。
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得意領域、対応サービス、地域、実績を見ながら候補会社を絞り込めます。




