PSI管理では、販売・需要の見通しと、生産・仕入などの供給計画、在庫見込みを同じ条件で照合します。欠品と過剰在庫が同時に起きる、部門ごとに数字が合わない、Excelの集計・転記が増え続けるといった問題は、在庫だけでなく計画・データ・意思決定のつながりを見直すことで切り分けられます。
この記事では、PSIの対象範囲、簡易PSI表の作り方、運用上の診断、Excel継続とシステム化の判断、要件整理と見積比較の進め方を解説します。自社で最初に整えるべき業務と、システム化の対象を判断できる状態を目指しましょう。

PSI管理は、需要・供給・在庫を同じ条件で照合し、日々の調整と改善の判断につなげる業務です。
01SectionPSI管理とは?需要・供給・在庫をつなぐ計画業務
PSIは一般に、Production(生産)、Sales(販売)、Inventory(在庫)を並べて扱う考え方です。実務では、同じ品目・拠点・期間について、需要に対して供給が足りるか、期末在庫が適正な水準かを確認し、必要な調整を決める計画・調整業務として使われます。
PSIは在庫数量を把握するだけの業務ではありません。需要計画、調達、生産、在庫管理、倉庫、物流といった周辺業務をつなぎ、需要と供給の不整合を早めに見つける役割があります。サプライチェーン管理が扱う周辺領域は、ASCMの解説でも確認できます。
P・S・Iの基本と管理目的
Sには販売計画、受注見込み、受注残、出荷予定など、需要側の数字を置きます。Pには需要を満たす供給側の数字を置き、Iでは期首・期末在庫の見込みを確認します。
製造業のPは、生産予定、能力、製造日程、部材制約を含む供給計画です。自社生産を行わない卸売業などでは、発注予定、発注残、入荷予定、仕入先の供給可能量を含む「供給」として読み替えられます。列名よりも、関係部門間で数字の意味を統一することが重要です。
PSI表に載せる範囲を社内で定義する
PSIに唯一の標準的な列名や対象範囲があるわけではありません。表を作る前に、何を計算に含め、誰が更新するかを合意します。ここが曖昧なままでは、同じ「在庫」を見ていても部門ごとに異なる判断になり得ます。
PSI表を作る前に統一する定義
計画対象の品目・品目群
個別品目、製品群、部材のどの単位で計画するかを決めます。
拠点と計画期間
工場、倉庫、販売拠点をどこまで含め、月・週・日などどの期間で見るかを定めます。
P・S・Iに置く数字
Sを販売計画・受注・出荷予定のどれとするか、Pを生産・発注・入荷予定のどれとするかを明確にします。
在庫に含める範囲
引当(特定受注向けに確保済みの在庫)、返品、棚卸差異、仕掛品、拠点間移動中在庫を含めるかを決めます。
基準データと更新責任者
正式な判断に用いる基準データである正本と、品目・拠点・単位などの基礎設定情報であるマスタの管理責任者を定めます。
02Section簡易PSI表で需要・供給・在庫をつなぐ
最初から全品目・全拠点を対象にする必要はありません。欠品や滞留が課題になっている代表的な品目と拠点を一つ選び、月次など自社で扱える期間単位で需要、供給、在庫を並べます。需要と供給を対応させ、在庫を事前に調整する考え方は、ASCMの需要・供給計画の解説も参考になります。
最小構成の月次・単一品目PSI表

PSI表では、需要と供給の予定を在庫見込みにつなげ、安全在庫や在庫方針上の上限と照合します。
以下は単位を「個」とした例です。期首在庫には何を含めるかを先に統一し、計画値と実績値で単位をそろえます。
| 項目 | 4月 | 5月 | 6月 |
|---|---|---|---|
| 期首在庫 | 120 | 110 | 100 |
| 販売・出荷予定(S) | 80 | 95 | 90 |
| 生産・入荷予定(P/供給) | 70 | 85 | 120 |
| 期末在庫予定(I) | 110 | 100 | 130 |
| 安全在庫 | 100 | 100 | 100 |
| 在庫方針上の上限 | 150 | 150 | 150 |
期末在庫予定は、次の式で計算します。
期末在庫予定 = 期首在庫 + 生産・入荷予定 − 販売・出荷予定
4月なら、120+70−80=110です。原則として、4月の期末在庫予定を5月の期首在庫へ繰り越します。ただし、棚卸差異や返品、実績確定による修正をどう反映するかは、あらかじめルール化しておく必要があります。
安全在庫割れ・上限超過時の確認順序
期末在庫予定が安全在庫を下回るときは、需要増の根拠、引当、供給可能量、供給リードタイムを確認します。そのうえで、生産・発注の前倒し、拠点間移動、供給先や出荷の優先順位変更、納期回答の見直しを検討します。供給量を増やす前に、需要側と引当の定義が一致しているかを確認します。
在庫方針上の上限を超えるときは、販売計画の変更、終売予定、保管余力、最低ロットを確認します。供給の後ろ倒し・削減、在庫移動、販売施策の見直しが候補です。調整案だけで終えず、決定者と実行期限を記録します。
03SectionPSI管理を部門横断で回す運用サイクル
PSI表は一度作って終わりではなく、計画、調整、実績確認を繰り返す運用です。S&OPはPSIと同義ではありませんが、予測、需要計画、供給計画、事前調整、意思決定という流れは、PSI運用の参考構造になります。ASCMのS&OP解説を踏まえ、自社の計画粒度に合わせて役割を設計するとよいでしょう。
計画作成から実績反映までの流れ

PSI管理は、計画を作るだけでなく、例外を調整し、実績との差異を次回の計画へ反映する反復業務です。
基本的には、販売・需要見通しを集め、在庫・供給能力・調達条件を確認し、供給と在庫の計画案を作ります。次に、不足・過多や供給制約を部門横断で調整し、合意した計画を確定します。最後に、計画と実績の差異、変更理由、例外対応の結果を振り返り、次回の計画へ反映します。
月次では需給と在庫水準の大枠を合意し、週次・日次では受注変動、供給遅延、優先出荷など直近の例外を扱う、といった役割分担が考えられます。ただし、確認周期や計画の細かさを固定するのは適切ではありません。需要変動、供給リードタイム、例外件数、意思決定に必要な速度に応じて決めます。
例外時の意思決定を先に決める
PSI管理で滞りやすいのは、数字の集計ではなく、供給不足や優先順位変更が起きたときです。欠品見込みが出た場合に、誰が供給前倒しを判断するか、誰が顧客への納期回答を決めるか、変更理由をどこに残すかを定めます。
営業、需給、生産・仕入、物流、情報システムのそれぞれが数字を出すだけでは、計画は整合しません。需要側の変更、能力・部材の制約、在庫の実態を同じ時点で照合し、判断者を明確にすることがPSI運用の中心です。
04Section欠品・過剰在庫を症状から診断する
欠品、過剰在庫、緊急対応、数字不一致は、単一の原因で起きるとは限りません。品目・品目群、拠点、期間、顧客・チャネル、変更理由で分けて、データ、計画条件、業務ルール、権限・統制のどこに問題があるかを確認します。
症状ごとに確認するデータ
症状別の初期診断
- ✓
欠品が多い場合は、品目・拠点別の欠品、需要と実績の差異、引当残、生産・発注の遅延を確認する。
安全在庫不足だけに決めつけず、需要増、供給可能量、リードタイム、引当の基準時点を同じ期間で照合します。
- ✓
過剰・滞留在庫が増える場合は、在庫年齢、販売計画の変更履歴、最低ロット、終売予定を確認する。
品目・拠点・期間別に分け、供給量、販売見込み、在庫配置のどこにずれがあるかを見ます。
- ✓
計画変更が頻発する場合は、変更回数、変更理由、変更時点、承認者を確認する。
予測精度だけでなく、供給制約の反映漏れ、変更ルールの不在、承認遅延を確認します。
- ✓
緊急生産・特急輸送が多い場合は、発生品目、拠点、原因、追加対応の内容を確認する。
不足の検知が遅いのか、優先順位が未定義なのか、在庫配置に問題があるのかを切り分けます。
- ✓
部門ごとに数字が異なる場合は、帳票ごとのデータ元、単位、更新時刻、マスタ、変更履歴を確認する。
再集計より先に、正本、更新責任、締め時刻、訂正手順の定義を見直します。
KPIは定義を固定して使う
KPI名だけをそろえても比較はできない
欠品率、在庫日数、納期遵守率は、分子・分母・集計期間・対象範囲・判定時点・除外条件が異なると、部門間や改善前後で比較できません。KPI定義書で条件を固定してから使います。
欠品率は、欠品と判定した受注明細数または供給できなかった要求数量を、全受注明細数または要求数量で割る形が考えられます。受注時点、出荷時点、納入時点のどれで判定するか、取消や代替供給をどう扱うかを決めます。
在庫日数は、平均在庫金額を1日当たりの売上原価・出荷原価・移転額などで割る方法があり、APQCの完成品在庫日数の定義例も参照できます。数量で管理する場合も、在庫と出荷の単位を一致させます。
納期遵守率は、約束日までに出荷または納入できた明細数を対象明細数で割る考え方です。ASCMの物流に関する解説も踏まえ、出荷基準か納入基準か、顧客都合の納期変更、分納、取消を含めるかを固定します。
システム化前に整える業務基盤
マスタ、リードタイム、安全在庫、引当、変更承認のルールが曖昧なままでは、システム化しても計画の判断品質は上がりにくくなります。先に「何を正本とするか」「どの条件なら例外とみなすか」「誰が訂正・承認するか」を整えることで、改善対象と必要な仕組みを切り分けやすくなります。
05SectionExcel継続・運用改善・システム化をどう判断するか
Excelは、対象範囲が限定され、正本・更新責任・変更記録を運用で維持できるなら、有効な選択肢です。論点はExcelを使うこと自体ではなく、計画変更、データ連携、履歴、権限、例外対応を継続的に統制できるかにあります。
共同編集環境では、アクセス権、版管理、変更追跡が運用上の論点になります。Microsoft Learnの共同編集と版管理の解説のとおり、利用できる機能は環境、ファイル形式、権限設定によって変わるため、自社の設定で確認してください。
判断を分ける統制・連携の条件

切り替えは品目数だけで決めず、データ連携や統制、例外対応を継続して管理できるかで判断します。
| 評価軸 | Excel継続 | 運用改善 | 部分システム化 | 統合的システム化 |
|---|---|---|---|---|
| 対象範囲 | 品目・拠点・利用者が限定的 | 範囲は限定的だが集計・転記が負担 | 一部部門または複数データ源をまたぐ | 複数拠点・複数部門・多数の計画対象をまたぐ |
| 更新頻度 | 月次中心で締め時刻を守れる | 更新漏れ・再集計が起きる | 継続的な再計算・例外確認が必要 | 高頻度の変更と実績連携が必要 |
| データ連携 | 手順が固定され手入力を検証できる | データ元一覧・入力様式の統一で改善余地がある | 受注・在庫・購買・生産の収集を優先したい | 複数システム間の継続連携が必要 |
| 正本・版管理 | 正式版を一つに保管できる | 締め時刻・変更理由の再設計が必要 | 正本連携と変更履歴の一部仕組み化が必要 | 全体データモデルと連携責任が必要 |
| 履歴・権限 | 運用で閲覧・更新範囲を管理できる | 承認・変更記録の運用を整える | 通知・承認の一部を仕組み化したい | ロール別権限と監査証跡が必要 |
| 例外対応 | 少数の例外を期限内に処理できる | 例外理由・対応期限を標準化する | アラート・計画実績比較を優先する | 複数部門の例外処理を統合する |
| 最初に整えること | 正本、計算式、更新責任 | マスタ、データ元、変更ルール | 連携、例外検知、承認の優先順位 | 権限、連携責任、移行、段階展開 |
品目数や拠点数は判断材料の一つですが、それだけで切り替えを決めるものではありません。更新頻度、手作業連携、正式版の維持、変更履歴、権限、例外対応、統制負荷を合わせて判断します。
Excelを併用する場合も、基準データ、更新責任者、締め時刻、正式版の保管場所、変更理由の記録を決めます。これらを運用で守れないなら、まず運用改善を行い、負荷が集中する領域から部分的な仕組み化を検討します。
06Section課題別に初期のシステム化領域を選ぶ
システム化では、最も影響が大きい課題から必要な仕組みを選びます。表計算ソフトを置き換えること自体が目的ではありません。
主課題と初期に確認するシステム化領域
正本整備・データ連携
転記負荷や数字不一致が主課題の場合に優先します。データ元、連携頻度、品目・拠点・単位のマスタ、エラー時の修正責任を確認します。受注・出荷データとのつながりは、販売管理システムの解説も参照してください。
計画・例外検知
供給不足や在庫過多の発見が遅い場合に検討します。安全在庫、上限、供給可能量、リードタイム、警告条件、対応期限を要件にします。
生産・調達連携
工程、能力、部材制約が計画に反映されない場合に優先します。BOM(製品に必要な部品・原材料の構成表)、工程、部材在庫、発注残、代替可否を確認します。生産能力や工程との関係は、生産管理システムの解説も参照してください。
ワークフロー・権限統制
変更履歴や承認が不足する場合に優先します。閲覧・編集・承認権限、変更理由、履歴保管、監査対象を整理します。
一つの課題に対して、最初から全領域を対象にする必要はありません。たとえば数字不一致なら正本と連携、欠品検知の遅れなら計画と例外検知を先に対象にし、限定した範囲で運用できるかを確認します。
07Section要件を優先順位付けし、限定導入から展開する
候補比較では、機能数ではなく、自社の業務を成立させる要件を満たせるかで判断します。IPAの要件定義ガイドが示すように、要件は機能だけでなく、データ、インターフェース、非機能、運用、移行まで含めて整理します。
要件を必須・重要・将来対応に分ける
「必須」は満たさなければ対象業務が成立しない要件、「重要」は導入効果や統制に大きく影響する要件、「将来対応」は対象拡大時に必要になる要件です。候補や見積もりを比較する際は、同じ優先度と前提条件で照合します。
| 分類 | 要件候補 | 優先度の例 | 比較時の確認欄 |
|---|---|---|---|
| 業務 | 品目・拠点・期間別に需要、供給、在庫を計画できる | 必須 | 対象粒度、計画単位、変更・承認フロー |
| データ | 受注、出荷、生産、購買、在庫、引当を必要な頻度で扱える | 必須 | 正本、更新時刻、欠損・重複時の対応 |
| 連携 | 必要な既存システム・帳票とデータを受け渡せる | 重要 | 方式、頻度、責任分界、エラー時運用 |
| 権限・監査 | 閲覧、入力、変更、承認、マスタ変更を分けられる | 重要 | 履歴内容、保存期間、検索性、権限変更手順 |
| 移行・教育・定着 | マスタ整備、テスト、並行運用、教育を実施できる | 必須 | 移行対象、照合、教育対象、完了条件 |
| 運用負荷 | 入力、例外確認、承認、保守を継続できる | 重要 | 部門別工数、繁忙期、代替要員、支援範囲 |
| 費用・契約条件 | 費用区分と契約上の追加条件を分けて比較できる | 必須 | 課金単位、契約期間、保守範囲、追加作業条件 |
権限・監査・セキュリティは調達時だけでなく、導入後の運用でも確認が必要です。IPAのセキュリティ要件リスト活用ガイドブックを参考に、誰がいつ何を変更したかを確認できる要件を、業務上の重要度に応じて定めます。
工程・責任者・完了ゲートを置く
限定導入から展開・定着までの5工程
- Step01
1. 現状可視化
主責任者は業務責任者です。業務フロー、現行PSI表、データ一覧、課題・工数を整理し、対象業務、数字不一致、例外処理を関係部門で確認できた時点を完了条件にします。
- Step02
2. 対象・KPI決定
主責任者は業務責任者と経営判断者です。対象品目・拠点、対象外範囲、KPI定義、測定期間を定め、分子・分母・判定時点・除外条件を合意します。
- Step03
3. 要件定義・比較
主責任者は業務責任者と情報システム部門です。要件評価シート、正本・連携一覧、責任分担、受入条件を整理し、必須要件と見積比較条件を合意します。
- Step04
4. 限定導入・検証
主責任者は業務責任者と利用部門です。テスト、代表例外の検証、未解決課題、教育計画を確認し、計画作成、例外対応、履歴確認を実施できることを完了条件にします。
- Step05
5. 移行・教育・展開・定着
主責任者は情報システム部門、利用部門責任者、経営判断者です。移行、マスタ整備、教育、運用レビュー、拡大計画を進め、必須データの更新、例外の期限内対応、継続運用を確認します。
限定導入後は、必須データの更新、代表例外の検知・対応、継続運用を確認してから拡大を検討します。マスタ欠損、連携エラー、例外処理の未定義、過大な運用負荷が残る場合は見直します。計画値を意思決定に使えない場合は、対象を広げず停止・再設計する判断も必要です。
08Section見積比較と投資判断でそろえる条件
投資判断では、在庫削減だけを目的にすると欠品や納期への影響を見落としやすくなります。対象品目・拠点、比較期間、KPI定義をそろえたうえで、在庫、欠品率、納期遵守率、緊急生産・特急輸送などの緊急対応、計画作業の負荷を並べて確認します。
費用と期間を単純比較しない
対象範囲、連携、データ整備・移行、個別対応、教育、稼働後支援、社内工数、契約条件が異なる見積もりは、同じ条件で比較できません。金額だけでなく、含む作業と含まない作業をそろえて確認します。
費用や期間は、利用規模、既存システムとの連携、データ品質、支援範囲、個別対応の有無で変わります。そのため、一律の相場ではなく、同一の対象範囲と作業範囲で比較することが実務的です。フェーズごとの作業範囲、社内外の担当範囲、費用の根拠、判断の節目を分けて整理すると、見積条件のずれを把握しやすくなります。
見積比較で分ける費用・契約条件
見積比較で分けて確認する項目
初期費用と継続費用
設定・導入に必要な費用と、利用・保守など継続して発生する費用を分けます。利用者、拠点、データ量などの課金単位も確認します。
連携・改修
接続先、連携方向、頻度、データ項目、エラー対応、帳票や計画ロジックの追加対応を対象範囲とともに確認します。
データ整備・移行
マスタ整備、履歴移行、移行対象期間、照合方法、修正責任、移行後の訂正ルールを確認します。
教育・稼働後支援
利用者教育、並行運用、問い合わせ窓口、障害対応、運用見直しの支援範囲と条件を確認します。
社内工数と契約条件
業務部門・情報システム部門の作業、契約期間、更新・解約条件、保守範囲、追加作業が発生する条件を分けて確認します。
候補比較では、対象範囲と作業範囲をそろえます。費用対効果は、緊急対応費、滞留在庫に関わる社内コスト、計画作業時間の変化を、欠品・納期への影響と併せて評価します。削減時間が不要になるのか、別の確認業務へ移るのかも区別します。
PSI管理に関するよくある質問
PSI管理に関するよくある質問
PSI管理は在庫削減だけを目的にするものですか?+
いいえ。PSI管理は、需要と供給を在庫見込みでつなぎ、欠品、納期遅延、過剰・滞留在庫、緊急対応を抑えるための計画・調整業務です。在庫を減らす場合も、欠品率や納期遵守率などのサービス水準と併せて判断します。
卸売業でもPSI管理のPを使えますか?+
使えます。自社生産を行わない卸売業では、Pを生産ではなく供給側の計画として読み替え、発注予定、発注残、入荷予定、仕入先からの供給可能量などを置きます。列名と対象データは関係部門で統一します。
ExcelでPSI管理を続ける場合、最低限決めるべきことは何ですか?+
正本となるファイルと保管場所、更新責任者、更新・締め時刻、品目・拠点・単位の定義、在庫に含める範囲、変更理由の記録を決めます。これらを運用で維持できない場合は、運用改善や負荷の大きい領域の部分システム化を検討します。
PSI管理の出発点は、全社規模の仕組みを一度に作ることではありません。まずは代表的な品目・拠点について、需要、供給、在庫の定義をそろえ、最も影響の大きい症状を一つ選びます。そのうえで、Excel継続、運用改善、部分システム化、統合的システム化のどれが課題と統制負荷に合うかを判断すると、比較や導入の範囲を絞りやすくなります。
PSI管理のシステム化を検討する場合
代表品目・拠点、連携が必要なデータ、例外対応、権限・承認の条件を整理したうえで、生産管理システム導入の支援先を比較できます。
PartnerBase Mag 編集部
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